F2のサイズの制作過程を下書きから順に述べてみます。

建物全体の骨格にあたるラインを慎重に定めていきます。二点透視図法ですが、消失点は画面外になります。

下書きが完成したところ 下書きは主にuniの2Bと4Bを用いています。

建物全体をガンボージにクリムソン、青などを薄く混ぜ刷毛で着色

手前の小さな壁の部分はややまだらに濃く下塗りをします。空をセルリアンブルーでうすく塗ります。雲の部分を残して。

建物の右側、日陰部分を再度色をかけます

アスファルトの道路や民家の壁を塗ります

正面の円柱や旗、看板などを塗っていきます。建物の右側と手前の壁にさらに色を重ねます。

建物正面部分に映る旗の影、車を着色し、交通標識のラインを描きこみます。(縦のアクセント)

画面左のビルを描きこみます 右の民家の屋根を濃くしたりして完成へ
一番上のアイキャッチ画像は雰囲気が違いますが、自然光のもとで撮影しました。余談ですが、完成に近づきますと、画面のあちこちが完成の産声を上げ始めますので、落ち着きはらいながらも楽しく手(筆)を入れて下さい。画家にとって一番楽しい時間です。
アポロのスケッチブックを使用しましたが、結構波打ってしまいました。やはりもう少し厚い水彩紙がよかったですね。 反省しています。
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