絵を描いていると、技法やいろいろ気になることについて他の書物を求めたくなるものです。皆さんも一度は経験あるでしょう。私は収集癖が少しあり(いえかなり!)、つい集めたくなってしまいます。技法的な勉強も兼ねて50冊以上集めてしまいました。画像はその一部です。水彩画の本については、特に2000年以降結構出版されていると思います。もともと静かなブームはあったと思いますが、近年さらに高まっているのを感じます。それは出版物にも反映されていますね。
無論水彩であってもいろんなジャンル!?があり、「画材選びの本」、「はがき・ポストカードの描き方」や「短時間スケッチの本」、「写真から絵にする方法」更に「特定の対象(駅舎・洋館など)をモチーフにしたもの」などさまざまです。全部きちんと目を通した訳ではありませんが、私なりにいくつかピックアップして感想なり、イチオシの点などこれから述べてみたいと思います。
注意しないといけないのは、いろいろな技法やスタイルに目移りしてしまって、迷ってしまうことです。基本は自分の求めているスタイルやこのように描きたいという先生の本を中心に据えるのが良いと思います。全部の本を丁寧に読んだわけではありませんが、著者(作者)によっては、作風などについて対照的な主張をされる方もおられます。
例:下書きは丁寧に ⇔ 下書きはしないもしくは最小限でOK
カリフラワーと呼ばれる滲み(シミ)は避けるべし ⇔ それも水彩の味のうち
などなどその辺のところを自身の作画スタイルに照らし合わせて吸収していくことが大切かと思います。(われながら簡単に述べていますが、いえ結構私も試行錯誤しました。)写真右下の洋書「light and mood in watercolour」デヴィット・カーチス著 は、私にとって目から鱗に近い衝撃がありました。またその作品に大変なインスピレーションをもらったと思います。翻訳用にもう一冊購入してしまいました。私の主観ですが、「日貿出版」社は水彩画関連で興味深い本をいくつも発行している印象です。


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