田中先生は東京芸大のデザイン科を卒業しておられます。その作品には若き日のデッサンがベースになっていると思われます。左の「燦(きら)めきの小径」にはかなりお世話になりました。水彩の道具やマスキングの仕方、また作画プロセスなど何度も読ませてもらいました。

画集としても楽しめる本だと思います。

①「燦めきの小径」2015年 日貿出版社 111ページ

前半はギャラリー、後半のはじめは画材、筆使い、塗り方のレッスン。終盤は2つの写真をもとに作例プロセスの解説があります。著者の水彩についての考え方(哲学)も知ることができます。

②「水彩画レッスンノート」2016年 日貿出版社 160ページ

写真を方眼を使用した下書きから詳しい描法プロセスへと進みます。静物・風景など。また画材の解説もあり。

③「光と陰影をめぐる旅」2016年 日本文芸社 127ページ

作者の画集も兼ねています。これまた多くの描画プロセスがあります。英文との併記ですので、若干図が小さく感じられるかも。