通勤途中で見かける瓦協同組合の建物が気になって描いてみました。完成に近づく頃はアクセントを意識し、明るい目立つ色を入れることを意識しておきましょう。三原色が画面に存在すると絵は落ち着きます。

下書きが完成したところ。ホワイトを残すところに(手前の車止め・屋根の端・窓の桟・道路のライン)マスキングします。

薄く溶いた絵具を空、地面、中央部の山並みに塗ります。

中央の瓦組合の建物をクリムソン・ブルー・ガンボジを混色した色を下地として塗ります。建物の右側は大雑把にぼかす感じで。

遠景の山、空、道路、建物の正面に2度目の塗りを行います。建物の側面と屋根を着色します。左側の並んだ家の壁部分を薄く色を入れます。

建物の正面・側面にさらに色を重ねます。やや雰囲気が出てきました。

建物の右側部分の車、郵便ポストなどを描き起こしていきます。道路や電柱の線のマスキングを剝がします。

左右に走る電線や手前左側の家の壁部分も色をいれます。

手前の車止め、電柱の標識など細かい部分に明るい色(目立つ色)を入れ、アクセントを意識します。

画面右側部分に少し手を入れ完成。最後までこの一つ前の段階の方が中央の瓦組合の建物に目がいきやすいかなと迷いがありました。
気が付かれた方もおられると思いますが、屋根などの輪郭部分にホワイトの抜き(塗り残し)がありますが、これは画面に適度な緊張をもたらし、また絵を生き生きしたものにしてくれます。
コメントを残す