『描きたくなる!水彩でスケッチ』 木下栄三 著   技術評論社 2015年 175ページ

作者は建築関係の方ですが、卓越した描写力&センスをお持ちの方です。

小著ですが、日常の風景を作者の暖かいまなざしで描写しておられます。鉛筆のタッチも生き生きとしていて引き込まれます。

俯瞰図のような作品もあり、家のこまごまとした作り、煙突、古くからの職人さんの部屋、道具、地図など遊び心に溢れた絵が満載です。

何回読んでも飽きない本です。人物の描写に建築家の片鱗を感じます。